軽焼マグネシアブリケット(Caustic Calcined Magnesite Briquette)

 

規格:MgO: 50-70%min    SiO2: 4-8%max   CaO:3-6%max 

         L.O.I.:30%max

サイズ:20mm  40mm  60mm, お客様のご要望に応じます。

 

用途:製鉄所における精錬工程(転炉・電気炉取鍋など)において、精錬スラグの滓化促進及び精錬炉の内面に設けられている内張耐火物の寿命延長を図ると共に高質な脱硫材でもあります。 

製造方法:焼成マグネシア粉末に、水和物の硬化強度を増加させる助剤の水溶液を混合して、その原料を押し固めてブリケットを製造する。

 

特徴:転炉や取鍋等の溶鋼処理槽の内張り耐火物の溶損防止対策として、軽焼マグネシアブリケットの添加によるスラグのMgO含有量を高めることにより、スラグの粘度が増加し、耐火度を高める。

これにより、スラグは内張り耐火物とより結合でき、内張り耐火物を保護する効果を得て、内張り耐火物の寿命延長を図り、溶損を減らす。
また、スラグと迅速、完全に反応するので、鋼水を浄化する効果もある。

 

本品は軽焼ドロマイトの代替品として、最近人気が高まっています。ドロマイトはMgO成分が比較的少なく、内張耐火物のコーティング効果が小さいので、一般的には、MgO成分を比較的多く含み、内張耐火物のコーティング効果が大きい軽焼マグネシアを使用することが多い。
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軽焼ドロマイトのMgO含有量は約28-35%程度です
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